ノリちゃんの一人英会話教室

一人で英会話を練習するサイトです。英検などの面接試験の練習にもどうぞ。

あなたにあげます。

You can keep it.


「君が取っておいて」という意味です。物をあげる時に使ってください。


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全豪オープン


朝6時起床。朝食を済ませ、二人分のサンドイッチを作って、小雨降る中、7時15分にユースホステルを出て、女王様のホテルへお迎え。歩いてテニス会場の入り口に8時10分に到着。開場二時間前だけど、もう日本人でいっぱいじゃないかと思ったら・・・。

日本人の若くてかわいいお姉さんが一人でポツンと立っていた。わかりずらい写真ですが、右から三つめの傘の下に一人で立っています。話をしたら、日本から留学でメルボルンに来て半年目の学生。


彼女は錦織の一回戦のハイセンスコートの試合も見に来て、一番に並んで入場したところ、コートサイドの最前列の席に座ることができ、テレビにも映ったという。それを日本で見ていた両親が録画して写メに撮って送ってくれたんです、と嬉しそうに写メを見せてくれた。


よ~し、ワシらも彼女に付いて行って、最前列の席に座ろう、ということに。

続々と日本人が詰めかけて、開場直前には大勢の日本人がゲートの前に並んだ。


ゲートには10台ぐらいのバーコード読み取り機があって、それぞれ自分のチケットを自分で読み取り機にかざしてゲートのバーを押して一人づつ入る仕組み。


留学生のお姉さんは一番左のゲートに陣取り、お姉さんの後ろが女王様で、その次がワシ。そして10時になって、いよいよ開場、。10台ぐらいのゲートに一斉に人が入っていった。


留学生のお姉さんは紙プリントのチケットではなく、携帯電話にダウンロードしたチケットを読み取り機にかざした。ところがこれが反応ぜず。お姉さんが困って、係の人を呼ぶが、ごった返していて、係の人が気づかない。


その間に、他のゲートから何十人もの人が入場するが、ワシの列は先頭のお姉さんが大ブレーキに。
見かねた女王様が、一つ右のゲートへ移って入場。ワシも移ろうとしたが、みんなが一斉に殺到するので、女王様に続くことができず。


自分の番がきたので入場しようとしたが、まだ一番左のゲートにいた留学生のお姉さんが困って泣きそうになっていたので、「一緒に入ればいいよ」と言って、私の券で狭いバーの間に二人で一緒に入って入場した。


その若くてかわいいお姉さんは、礼を言うどころか、振り返ることすらせず、猛ダッシュでハイセンスアリーナの方へ走っていった。


楽しくお話しをした待ち時間の間は、うっとりするほどかわいい娘に見えて、こんな子供を持った親御さんがうらやましいなあと思ったが・・・。

係員の「走るな、ゆっくり」という言葉をもろともせず、雨の中を猛ダッシュで走る日本人のおばさんたち。


女王様がワシに向かって、「何やってたの」とお怒り。「あの子のバーコードが読み取れなくて困っていたから一緒に入ったの」と言ったら。「そんなことやってるから遅れたじゃない!」だって。
普段は慈悲と上品のかたまりを自負する女王様とは思えない下品で冷たいお言葉。


そこから私も猛ダッシュ。ところが女王様が走れない。ジュースや水、ブドウやバナナ担当の女王様のリュックはかなり重いらしく、少し走って、すぐにあきらめモード。


「走って!」とワシ。「だって走れないんだもの、先に行って」と女王様。
「一万人も入るアリーナではぐれたら、もう会えないよ」と言うと、「携帯を持っていない拓ちゃんが悪い」だって。


大勢の人が二人を追い抜いていった。ワシはもうおかしくて大笑い。早起きして、開場二時間前に並んだあの苦労はなんだったのか。

「あんな子にかまっている拓ちゃんが悪い」「走れないあんたが悪い」と二人でののしりあいながら、やっとハイセンスコートにたどり着いて、どこでもいいから一番コートに近い席に座ったところ、コートサイドから14列目の席に。テレビに映ることはないかもしれないが、コート全体がよく見えるのでまあよしとした。開場してすぐに満席。ゆかた姿の人が見えますか?

今日も日本人でいっぱい。

そして試合開始。

さあ、がんばれ!

こういう人チラホラといました。

今日の錦織は非常に良い出来です。一昨日のツオンガの出来ではちょっとヤバいかなあと思ったのですが。

好きなようにやってちょ。

錦織、勝利!

完璧。

日本語で何か言っていたぞ~。


試合結果には大満足ですが、今日は試合そのものに集中できませんでした。
私たちの席のすぐ前の席には2人の若い日本人女性と、一組の若い日本人カップルが座っていたが、その人たちのマナーの悪いこと。


カップルの二人は、それぞれに一眼レフの望遠カメラを持っていて、試合中にバシャバシャと大きな音を立てて写真を撮るんです。しかも連写で撮るので、バシャバシャバシャと音を立てる。オートフォーカスのピント音も鳴らし放題。本来、カメラは持ち込み禁止で、その旨ゲートで言われますが、携帯にカメラが内臓されているこの時代、それほど厳しいチェックはしていない。


私は小心者なので、普段そういう時に人に注意をすることはほとんどない。ところがその二人は錦織がサーブをしようとトスを上げたとたんに、ピー、バシャバシャバシャとやる。それも何百枚も撮る。(私の写真は試合開始前の練習中や休憩時間に撮ったもので、試合中は一切写真を撮っていませんし、消音設定になっています)
さすがに我慢できずに、第一セットの途中で注意した。


「すいませんが、カメラの音がうるさいので、音が出ない設定にしてもらえませんか」と私。
そしたらその男はしばらくの間カメラのあちこちをいじっていたが、どうも設定の仕方がわからないらしく、しばらくしてまた、ピー、バシャバシャバシャ。


頭にきたので強い口調で言った。
「場内は撮影禁止ですよ。シャッター音やオートホーカスのランプはプレーヤーの邪魔になります。撮影を止めてください」


そしたらその男は、「撮らせてくださいよ~。いいじゃないですか」と言った。
「まわりの人が迷惑しているのを承知で、それでも撮りたいなら勝手にやってください」と言うと、その男はしばらくの間はおとなしくしていたが、またしばらくして、連写ではなくバシャと控えめに時々撮っていた。
私から少し遠い席が空いたので、そっちへずれていったが、その後も懲りずに写真を撮っていた。
そもそもテニスの試合観戦に来て、それほど写真を撮る意味が私にはまったく理解できない。


女王様の前にいた若い女性二人連れはもっとひどかった。「私、テニスわかんない」「私も~」というアホな二人づれ。うち一人は携帯でのべつまくなし写真を撮りまくり、もう一人はラインで延々何か会話していた。


写真を撮る方の女は試合中に両手を頭上高々と掲げて写真を撮るものだから、ワシらの視界を遮ることしばしば。でも私はしばらくは何も言わなかった。私がカップルに注意するのを聞いていたはずだし、女性だからと大目にみていた。


ところがその女は、コートチェンジの時に立ち上がって写真を撮り始め、錦織がサーブを打つ態勢に入っても立ったまま写真を撮っていて、私の視界を遮っていた。


頭にきて、「座ってください」と、大きな声で注意をしたところ、その女は私をキッとにらみつけて、隣の女に何か耳打ち。


もっとひどいのは、その女たちは、二人で四席を独占していて、自分たちが座る以外に、自分たちのバッグ置いていて、オーストラリアの人が、その席は空いているかと聞いても空いてないと平気で答えていた。
今日は満員で、外では入場待ちの長蛇の列ができているというのに。


この4人に共通して言えることは、テニスをまったく見ていないということ。錦織が人間業とは思えないようなサイドラインギリギリを鋭いパッシングショットで抜こうが、ツオンガが220キロの弾丸サーブで錦織が一歩も動けないようなノータッチエースを取っても、やつらは携帯やカメラをいじっているばかり。拍手をするでも応援するでもなく、ただただ写真を撮りまくり、ラインをやっている。


マナーの悪い人は見に来る資格がない。もっと言うなら、テニスに興味がないなら来ないでほしい。
初日に一緒に見たジジイやババアはテニスをよく知っていたし、拍手や応援のツボを心得ていて、一緒に応援して楽しかった。


大半の観客は、錦織のショットに感嘆の声を挙げ、ツオンガのサーブに拍手する。なのにやつらはその価値をまったく理解していない。そういう人がガチャガチャやる後ろで試合を見ると、興ざめもはなはだしい。試合を見ている人の大半は、マナーを守って試合観戦をして、素晴らしいプレーには惜しみない拍手を送っている。なのにやつらときたら・・・。


女王様いわく、「ゲートパスだけで見られる会場でやるからああいう人が入るのよ。日本人の評判を落とすだけ」。
私もそう思う。彼らは、会話の内容からして、メルボルン在住の人たち。ワーホリかなんかで、今日はたまたま安く見ることができるから話の種に見に行こうってな感じの人たち。


愚痴になって申し訳ありませんでした。愚痴は以上で終了。

試合が終わって、席を変え、場内でランチ。

次の試合は男子のダブルス。雨で閉まっていたハイセンスコートの屋根が開いた。

第三試合は女子のダブルス。今日は第四試合まであるが、夜7時を回ったので帰ることに。

錦織は、もうツアーの顔の一人。

場内のショップを覗いたらTシャツが40ドル。当然買わない。

試合を見ることができて、しかも勝ってくれたが、あまり楽しい一日ではなかった。
さあ次はジョコビッチ。何とかしてチケットを手に入れたい。


メルボルンと日本の時差は通常一時間で、オーストラリアが一時間先に行っていますが、今はサマータイムのため、二時間先に行っています。


サマータイムとは何かというと、夏の間は朝が早く開けるので、時計の針を一時間早めて、早起きして仕事をさっさと済ませ、夜は早目に寝て電気代を節約しようというものです。


でも、さっさと寝ようと思っても、メルボルンの日没は8時ごろ。9時ごろになってやっと、夜が来たなあという感じです。
ちなみに、今メルボルンは現地時間の25日午前零時(日本時間24日午後10時)ですが、ロッドレーバーでは、フェデラー対ゴフィンの試合をまだやっていて、宿のロビーで生中継しています。


ユースホステルのロビーでブログを書いていますが、ろくでもない若者(一部年寄も)がろくでもない話をして過ごしてます。

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